紅の獅子王:ビーストライガー

[ライオン種]

ゾイドワイルド:ビーストライガー

発売日:2019年7月29日

価格:3500円(税抜)

NUMBER:ZW25

電池:単4形乾電池1本

エヴォブラスト:第1段階 ビースト・オブ・クロー、第2段階 ビースト・オブ・クロー破(ブレイク)

 

ビーストライガー

2019年7月29日にタカラトミーから発売された「ゾイドワイルド ビーストライガー」のレビューです。ビーストライガーはライオン種のゾイドでアニメ「ゾイドワイルドZERO」の主人公レオ・コンラッドの専用機です。基本骨格はワイルドライガーと一緒で、同じライオン種ということでデザインも少し似ていますが、エヴォブラストが2段階になっているなど、新しい要素を取り入れたゾイドになっています。

 

▼角度を変えた全体画像です。

白いアーマーに赤いパーツがアクセントになっていて、デザイン的にはとてもカッコ良いゾイドです。やはりライオン種ゾイドはカッコいいですね。個人的に旧ゾイドの兵器のようなデザインが好きですが、こちらのデザインの方が子供受けは良さそうな感じがします。

 

やや上からみると背中の大きい武装が目立ちますね。背中の武装は「ワイルドライガー」の時よりもボリュームがあるように見えますね。また、アーマーパーツのデザインも「ワイルドライガー」の時よりも細かく立体的になっているので、少し大きくなったようにも見えます。

 

▼商品パッケージ紹介と開封時の画像

「ゾイドワイルドZERO」になってもパッケージ画像にはジオラマが使われています。でも足の向きが少し斜めになっているので、ジオラマではないのかな?スミ入れもしてあるので、とてもカッコ良くなっています。箱の裏側には「機体説明」「ゾイド改造計画書」「ゾイドワイルドストーリー」「エボブラスト時の画像」が載っています。

 

箱の中身はいつも通りのゾイドワイルドシリーズと同じで発掘をイメージしたつくりになっています。パーツ量は多くもなく少なくもなくといったところでしょうか。たまに別のプラモデルを組み立てることがありますが、ゾイドワイルドシリーズは全てパーツが切り分けられて袋に入っているので、楽でいいですね。これは今後も継続して欲しいです。

 

▼骨格形態の角度を変えた画像

骨格形態の角度を変えた全体画像です。骨格は「ワイルドライガー」のものをベースとしているので、デザインはほぼ同じです。「ワイルドライガー」よりも爪部分のパーツが大きくなっています

 

「ワイルドライガー」とは爪や牙、背中のパーツ、キャップの色が異なります。骨格の色は同じです。

 

▼完全形態復元完了後の画像

頭部のタテガミ部分で赤くなっているところは「レッドフリル」という名称で、空気抵抗を調整したり感覚器の役割をしており、またライガーを守る役割も兼ね備えてるという設定になっています。口の中には「咆哮砲」というものがついていて、吠え声を拡張する機能がついています。

 

ライダーの搭乗位置は「レッドフリル」の真後ろになっています。「レッドフリル」の説明でも触れましたが、搭乗位置はレッドフリルに守られている位置にあります。

 

脚部のアーマーの奥には「放熱フィン」がついていて、体にたまった熱を放出する働きをし、運動効率が上がると赤く輝くという設定になっています。尾部には「ウイングテイル」というものがついていて、バランスの保持や物理攻撃を行うという設定になっています。

 

爪は大きく鋭く尖っており「クロー」という名称がついています。背中には「レッドタテガミクロー」というタテガミが鋭い爪状に変化した武器がついており、エヴォブラスト時に前方に展開するという設定になっています。また「ビーストライガー」のエヴォブラストは2段階になっていて、「レッドタテガミクロー」の後に「ゴールドタテガミクロー」という超硬度で切れ味の鋭いタテガミがでてきます。「ゴールドタテガミクロー」はリーチの長い攻撃に特化している設定になっています。

 

▼マシンブラスト時の全体画像

エヴォブラストすると2段階でタテガミクローが展開していくので、見ていて面白いですね。ゴールドタテガミクローまで展開した状態だと前方に結構長くなります。武装設定の説明通り、リーチ長い攻撃ができそうですね。

 

「ワイルドライガー」と比べると武装が大きく、迫力があり攻撃力もアップしているような印象を受けます。

 

▼総評

組み立て終えて受けた印象はボリュームのあるライオン種のゾイドに感じました。基本骨格は「ワイルドライガー」と同じですが、アーマー部分と武装のデザインが全く異なるので、実際に見比べてみると似ているようであまりに似ていないと思いました。「ビーストライガー」を見た後に「ワイルドライガー」を見ると、細く見えるのでアーマーパーツと武装パーツのボリュームと立体感に違いがあるのだと思います。主役機のゾイドでありながら、発売からかなり時間が経ってから購入することになった理由は同じような骨格のゾイドが多く購入意欲が沸かなかったのが一番の原因だと思います。「ワイルドライガー」「覚醒ワイルドライガー」「ファングタイガー」と骨格の同じものが多くなると大きな違いがないと購入意欲が沸かないのですが、この「ビーストライガー」は購入後に違いがわかりました。「ライジングライガー」のようにアーマーパーツがゴールドになっていたり、リボルバーのついた目新しい武装がついていたりすると購入意欲が沸きますが、この「ビーストライガー」も見た瞬間にわかる今までのライオン種ゾイドとの違いがあればもっと売れていたかもしれませんね。

 

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